払込期日と払込期間の違い

払込期日は【令和〇年〇月〇日】という具体的な日であるのに対して、払込期間は【令和〇年〇月〇日から令和〇年〇月〇日まで】といった具合に一定の期間です。

 

払込期日の場合、払込期日前に払われた資金は申込証拠金として預り金に過ぎず、会社資金ではないため使うことができません。

 

これに対して払込期間の場合、期間内に支払われた資金はすぐに会社資金として使うことができます。

 

払込期日の場合、出資者が株主になるタイミングは払込期日前に払い込んだとしても払込期日です。

 

これに対して払込期間の場合、期間内に払い込まれればその時点で株主になります。

 

払込期日の場合、払込期日が効力発生日なので払込期日以降増資の登記をすることなります。

 

これに対して払込期間の場合、期間内に払い込まれればその都度効力が発生するため個別に登記をすることができます。しかし個別に登記すると手間なので払込期間の末日を効力発生日として期間内の出資をまとめて登記することもできます。